活性酸素とがん~食事のバランスを改善して病気にブレーキ~

活性酸素と細胞

活性酸素は病気の原因になります。

Happy lady

活性酸素とは細胞内の化学反応によって活発な働きを持つようになった酸素のことで、白血球では細菌などの微生物を処理する役割を持っています。しかしこの活性酸素は同時に脂質・蛋白質および核酸に傷をつけるという毒性も示します。細胞の中では活性酸素の働きを止める仕組みも備わっていますが、加齢・大気汚染や紫外線などによって毒性が残る状態がおこります。このことが続いて様々な病気が進むことがわかってきました。 活性酸素によって核酸に傷がつくと、癌に関わる遺伝子に突然変異がおこって癌の原因になります。また活性酸素が高齢者の失明の主な原因である加齢性黄斑変性症・動脈硬化症などの心血管の病気・糖尿病や神経細胞が変性をおこすアルツハイマー病などに関与しているという研究もあります。

抗酸化物質を多く含む食品があります。

食品の中には活性酸素の働きを弱める物質を多く含むものがあります。この物質を抗酸化物質と言い、食品のことを抗酸化食品と呼びます。ビタミンCは代表的な水溶性抗酸化物質で、ブロッコリーを初めとする野菜や果物に多く含まれています。ビタミンEは主要な脂溶性抗酸化物質で、ナッツなどに含まれます。 ニンジンなどに含まれるベータカロチン・トマトに含まれるリコピン・パプリカに含まれるゼアキサンチン・ネギやレタスに含まれるルテインやケルセチン・ぶどうやベリーに含まれるアントシアニン・緑茶に含まれるフラボノイドやカテキン・タマネギやニンニクに含まれるアリウム硫黄化合物・ゴマに含まれるリグナン・ミネラルの亜鉛やセレンにも抗酸化物質としての働きがあります。